前にブラックを秘密で渡したら
飲んだ瞬間に涙目になっていた。
「はい、ミルクたっぷり入れた。」
「…ありがとう、」
のんびりと飲んでいるけど
時刻は8時前をさしていた。
まぁ、今から急いでも間に合うわけがない。
「お嬢さん、着替えないと8時前。」
「…へ?」
「だから、8時前。今更焦っても遅刻決定は免れないけどね。」
一瞬、フリーズした琴音。
口をぱくぱくして俺を見て
『なんでもっと早く起こさなかったんだ、』的な顔をしている。
「…あああああっ!」
ドタバタとし始めた琴音。
俺は、『今更か』と思いながら着替える。
当直だから着替えも用意して、っと。
「いやぁっ!…ね、寝癖なおらないっ!」
今日の琴音の寝癖は酷いな。
そこら中飛びまくってる。
でも、そこが可愛かったりする。
「俺、今日当直だからね?」
「…えぇっ?!そうなの?」
さっきも言ったつもりだったんだけど。
寝ぼけてて聞いてなかったな。
「帰りは明日の昼ぐらいになる。」
「…んー、わかった。じゃあお昼ご飯作っておくから食べてね。」

