「はい、せーの。」
「…シュウ センセイ」
「…」
あれ、あたし名前間違った?!
いや、合ってるはず。
「あの、、?」
「不合格、声ちっさいしセンセイいらない。プライベートまで仕事持ち込みたくない。
でも、琴音は助けてやる。
愁って言うまでOKは出さない。」
…鬼畜だ。
名前言うだけで勇気がいるのに。
それに、やっぱり恥ずかしい。
名前で呼ぶことは普通なんだろうけど
男の人に対して免疫がないからとても難しいことなんだ。
「もう1回、せーの。」
「しゅう…、、」
と、言った瞬間にクスッと笑われた。
「名前だけで顔真っ赤になってたらこれから先どうするの?」
「…こ、これから先?」
「あーんなことやこーんなこと。」
やっぱりセンセイは意地が悪すぎる。
それでも、あたしは先生を好きになってしまったんだ、仕方ない。
「…あ、あ、あたしはまだ高校生です!」
「俺にお預けをくらわすなんて良い度胸してんじゃん?琴音。」

