今、先生の金髪時代の写真を見ても
ハルさんのことが気になって頭に入らない。
「あれ、アキってこの写真の時は茶髪だね。うわぁー、伊月!私達の仲良すぎた時の修学旅行の写真もあるよ〜!」
「その頃、比較的に俺は真面目時代。」
「えー?アキに高校生のとき真面目時代なんてものなかったでしょ。
僕、ずっと茶髪か金髪のアキしか見たことなかったけど…、
てか、アキこの頃ピアス開けてんじゃん。」
「当たり前だろ、向こうの国でピアス開けてない人そういないし。まず、1人黒髪って完全に学校で浮くだろ。」
先生達は話盛り上がってる中…、
あたし1人だけハルさんのことが気になって仕方がなかった。
あたしって、心狭いのかな。
「あれ、アキと伊月と写ってるのって学年一の美女の由希ちゃんじゃん!」
「あ?こんなん撮った覚えねーぞ。」
「アキ覚えてないの?確か夏休みの時にたまたま澤村さんに会って澤村さんがアキに一目惚れしたときだよ。澤村さんがどうしてもツーショット欲しい、っていうから僕も入るなら仕方なく、って言って撮ったやつだよ。」
「どうでもいいことは覚えてない主義だから。てか、まじ覚えてない。」
澤村さんって人、美人だな。
学年一ってだけあるよ。
それに比べて、あたしは美人でもないしこんなにスタイルも良くない。
「あれ、琴音ちゃん顔色悪いけど平気?」
「え?…あ、大丈夫です!って、…へ?!」
先生があたしの手首を掴んだ。
「…少し脈乱れてる、不整脈だな。
ってことで、俺達帰るわ。
これは、埜村からあいつに渡しとけ。
それに俺はあいつに会いたくない。」
「了解〜、琴音ちゃんお大事にねー。」

