ドクターと恋を始めました。【完】




埜村さんの家はこのマンションだったらしく
8階だった。




「ちょーっと、汚いけど許してね。
そこのソファーにでも腰掛けといてね。」


「はいっ!」


「おい、琴音。やけにご機嫌だな?」


「だって先生、金髪時代の先生なんてレアですよ?見てみたいに決まってます!今の姿から連想なんて不可能ですから!」




普段真面目に医者をしてる海堂先生から
連想されるのは黒髪で白衣の姿。




「ははっ、琴音ちゃん面白い子だね。アキの昔の姿みたら驚くと思うよ。

幼馴染みの僕でさえ医者になるって聞いた時は驚愕したからね。」


「俺、別に成績は常にトップキープしてたし内申が悪かっただけだし。」




何か今、成績トップキープって聞こえたような気がする。

外面ヤンチャでも中身は天才だったんだ。


うん、ムカつくタイプだ。




「お!あった。」




そんな声が奥の部屋から聞こえた。
埜村さんが卒アルを持って来てくれた。




「ねー、アキ〜!これなんだけどハルさんに渡しといてくれないかな?」




ハルさん…?
って、誰のことだろ。




「は?何で俺があいつに。

そもそもあいつ確か海外に行ってんじゃねーの?てか、日本にいてても会いたくない。」


「相変わらず、ハルさん嫌いだね。」


「琴音ちゃん、これだよ!アキが一時的に日本に帰ってきてた時の金髪ショット。隣の茶髪は伊月でその隣が私!」