浅葱色の涙

お父さんの手が少し震えていたような気がする。


『泣きたい時は、どうしたらいいの…?』


『笑いなさい。辛くても笑顔でいるの。』


『笑顔でいれば幸せになれるよ。大丈夫だよ、紫乃。』


そう言って2人は私たちを裏口まで連れて行った。



お母さんは私を引き寄せ、私と紫音抱きしめた。


お父さんは、私たち3人を抱きしめた。


『お父さん!お母さん!』


『紫乃…。紫音を頼んだわよ。』


『『紫乃、紫音。愛してる…。』』


ーーーードンッ


背中を押され、外に出された。



お父さんとお母さんは笑っていた。



パタンと扉が閉まって中なら刀がぶつかる音と悲鳴が聞こえた。


『嫌だぁ!!お父さん!お母さん!』


泣き叫ぶ紫音の手を引き敵に見つからないように山を駆け下りた。