私の記憶は池田屋で途切れているからきっと誰かが運んでくれたんだろう。
助けに行ったはずが、お荷物になっちゃった…。
近「何を言ってるんだ。」
紫「え…?」
近「紫乃くんがいなかったらどうなっていたか…。感謝しているよ。」
顔を上げると近藤さんは優しく微笑んでいて鼻の奥がつーんと熱くなった。
そう言ってもらったことが嬉しくて胸が熱くなった。
普通ならここで涙が出るのかな…。
土「紫乃、本当にもう体調は大丈夫なのか?」
そう聞いてきた土方さんの目はいつもより少し、鋭い気がする。
紫「はい。大丈夫です。」
それに気づかないふりをして、笑った。
私の返事を聞くと土方さんは近藤さんと山南さんに目配せをした。
もしかして…
土「紫乃、教えてくれねぇか。なぜ、平助たちの傷を治せたのか。」
やっぱり。
どうしよう…。話していいのかな。
ここの人たちになら話しても大丈夫。そう思えるけど
もし話して気味悪がられたり捨てられたりしたら…
もう二度と、私の心は砕けたまま戻らない。
助けに行ったはずが、お荷物になっちゃった…。
近「何を言ってるんだ。」
紫「え…?」
近「紫乃くんがいなかったらどうなっていたか…。感謝しているよ。」
顔を上げると近藤さんは優しく微笑んでいて鼻の奥がつーんと熱くなった。
そう言ってもらったことが嬉しくて胸が熱くなった。
普通ならここで涙が出るのかな…。
土「紫乃、本当にもう体調は大丈夫なのか?」
そう聞いてきた土方さんの目はいつもより少し、鋭い気がする。
紫「はい。大丈夫です。」
それに気づかないふりをして、笑った。
私の返事を聞くと土方さんは近藤さんと山南さんに目配せをした。
もしかして…
土「紫乃、教えてくれねぇか。なぜ、平助たちの傷を治せたのか。」
やっぱり。
どうしよう…。話していいのかな。
ここの人たちになら話しても大丈夫。そう思えるけど
もし話して気味悪がられたり捨てられたりしたら…
もう二度と、私の心は砕けたまま戻らない。


