紫「大丈夫…。今、治します。」



そう言うと私は目をつぶり、唱えた。



紫「我に秘められし紫桜の力。


涙に宿りてこの者の傷を癒せ。」



私の目から溢れた涙が隊士の傷に落ちる。



傷口は淡い紫色に光出した。



隊「…っ!」



しばらくすると光は収まり



隊「…っ!?な、なんで……。」



隊士の傷は綺麗に消えていた。