夜の街を走り抜ける。
買い物で何度か外に出ているから池田屋までの道はなんとかわかる。
袴でよかった!走れる!
私は全速力で池田屋まで走った。
紫「…っ!はぁ…はぁ…遅かった…。」
池田屋に近づくにつれて強くなっていた鼻をつく血の匂い。
近藤隊はもう突入してしまった後だった。
どうしよう…!
池田屋の前に立ち尽くす。
ふと、入り口を見ると隊服を着た隊士が倒れていた。
紫「大丈夫ですか!?」
駆け寄り声をかけるとわずかに返事があった。
一歩、池田屋の中に入るとむせ返るような血の香りに顔をしかめる。
近「紫乃くん!?」
奥から近藤さんが走って来た。
近「何をしているんだこんなところで!」
近藤さんの隊服も血で汚れている。
紫「山南さんが土方隊の到着を待つようにって……遅かったみたいですが。」
近「山南さんが君を…?」
紫「いえ。山南さんには止められました。けど、どうしてもじっとしていられなくて…!」
左「近藤さん!応援に来たぜ…って紫乃!?」
私たちが話している間にと左之さんたちが池田屋に到着したらしい。
買い物で何度か外に出ているから池田屋までの道はなんとかわかる。
袴でよかった!走れる!
私は全速力で池田屋まで走った。
紫「…っ!はぁ…はぁ…遅かった…。」
池田屋に近づくにつれて強くなっていた鼻をつく血の匂い。
近藤隊はもう突入してしまった後だった。
どうしよう…!
池田屋の前に立ち尽くす。
ふと、入り口を見ると隊服を着た隊士が倒れていた。
紫「大丈夫ですか!?」
駆け寄り声をかけるとわずかに返事があった。
一歩、池田屋の中に入るとむせ返るような血の香りに顔をしかめる。
近「紫乃くん!?」
奥から近藤さんが走って来た。
近「何をしているんだこんなところで!」
近藤さんの隊服も血で汚れている。
紫「山南さんが土方隊の到着を待つようにって……遅かったみたいですが。」
近「山南さんが君を…?」
紫「いえ。山南さんには止められました。けど、どうしてもじっとしていられなくて…!」
左「近藤さん!応援に来たぜ…って紫乃!?」
私たちが話している間にと左之さんたちが池田屋に到着したらしい。


