浅葱色の涙

少し震える手を反対の手で押さえて隠した。





「トシ。どうだった?」





近藤さんがたずねる。






「あぁ、吐いたよ。





枡屋喜右衛門…本名古高俊太郎。




長州の企みは、祗園祭の前の風の強い日を狙って御所に火を放ち、その混乱に乗じて中川宮朝彦親王を幽閉し、一橋慶喜、松平容保らを暗殺し、孝明天皇を長州へ動座させる。




だそうだ…。」




「なにっ!?」



「そんなことを…!」



この計画を吐かせるために、土方さんは拷問してたんだ…。



「どうするんだ、近藤さん。」



「うむ。この計画はなにがなんでも止めなくては…。」