土方さんの部屋までどちらもしゃべらず無言だった。



前までこんなこと無かったのに…。



「土方さん、紫乃連れてきたよ。」


「そうか。入れ。」


平助くんが襖を開けて入るよう促した。



「失礼します。」


そう言って部屋に入る。


部屋には幹部のみんながもう揃っていた。



「紫乃くん、体調は大丈夫かね?」



近藤さんはすごく申し訳なさそうに聞いてきた。


「おかげさまで、もう万全です。」



そう言って笑うと近藤さんもそれはよかった、と笑ってくれた。


「紫乃、昨日の事をみんなに話した。」


私帰ってきてすぐ寝ちゃったもんね〜



「紫乃、よくやったな!」



「お疲れ様。」


「監査方の仕事まで出来るなんて大したやつだ!」


佐之さん、平助くん、新八さん。


「お疲れ様、紫乃くん。」


「よくやった…。」



「紫乃すごい!俺、必ず捕縛してくるからね!」



山南さん、一さん、総司。



みんなに褒められてなんだか恥ずかしい!



ん?待てよ?



「捕縛って…?」