浅葱色の涙

「はい!頑張ります!」


そして、作戦を開始したーーーー



「おい!そこの小娘!待ちやがれぇ!!」



「た、助けてくださいっ!」



そう言って枡屋の中へ逃げ込む



「ど、とうしはったんですか!?」



「あ、あの浪士に追われてて…!」



「それは大変だ。ここに隠れていなさい!」



信じてくれたみたい!


私、女優になれるかも笑



私が隠れると浪士のふりをした山崎さんがやってくる。



「こっちに娘が走って来なかったか!?」



「へぇ。向こうへ走って行きました。」



「向こうか!恩にきる。」


そう言って山南さんは走って行った。