浅葱色の涙

土方さんが私のことを心配してくれてたなんて…。


鬼の副長なんて呼ばれてるけど意外と優しいところもあるんだなぁ…。




「…の……し……紫乃!」



「は、はいっ!」



色々考えてたらいつの間にか枡屋の近くまで来ていた。



「大丈夫か?ボーッとして…。」



「だ、大丈夫です!すみません!」



気づかなかった…。もっと緊張感を持たなくちゃ!



「新選組だとバレないように。それと、危なかったらすぐに戻ってこい。」