「大丈夫ですよ。ゆっくり息を吸って?」




言われた通り息を吸った




「そう。上手。もう一回」




何度か繰り返してようやく落ち着いた。




「…すみませんでした……」




「いいえ。もう大丈夫ですか?」





「はい。」




ヘヘッと笑った。




「昨日のこと、覚えているんですよね?」





「はい…。」



「一緒に倒れてたやつはお前の仲間か?」




眉間にしわを寄せて聞いて来る



「家族…です。」