「おい。お前」




鋭い視線が私に向けられる。



「は、はい。」




「昨日のことは覚えてるのか?」




昨日…




「男たちと一緒に倒れてたんだよ」




あ…っ!




あの人たちだ。





私…っ!






「…っ!、、ハァ…ハァ…っ!」



息が苦しい。胸が痛い…!




「おい!紫乃!?」





藤堂さんが背中をさすろうと私に手を伸ばした




「い…嫌っ!」





パシッ




乾いた音が静かな部屋に響いた





またやってしまった。
せっかく手をさしのべてくれたのに。




スッと前に座ってた人が立って私の前に座った。