息が止まるかと思った。




平助「ずっと、最初に会った時からきっと。




紫乃が好きだ。




1番近くで紫乃を守りたい。」






さっき止まったはずの涙がまたこぼれた。




紫乃「でも、私は…。」




こんな力を持ってる私は平助くんの迷惑になっちゃうよ




平助「紫乃の過去も、力も。全部まとめて紫乃が好きなんだ。」





いいのかな。私…。




『いいんだよ、お姉ちゃん。』




ふと、紫音の声が聞こえた気がした。




平助「紫乃…?」





平助くんが不安そうに私の名前を呼んだ。