「何ヶ月ぶりかな?」
「俺…いいや。ルアン的には半年程かと」
「もうそんなん経つのか?俺は…1週間に1回はここ来てたし、そんな経った気しねーわ」
「おいロシュお前、宮澤組を抜け出してここに来てたのかっ!?」
「別にいいだろ〜。ヴェルデは俺達の『仲間』を集められたのか?」
「そもそも俺が探し当てた奴らをお前がここに連れてきたんじゃないか…俺が何もしていないというような発言はやめて欲しい」
「断るっす」
「あのなぁ…」
「仲間で争わないの。んでぇ〜私、モルスは〜釣って連れてきたわ」
「僕には到底出来ないや…」
「ラソ君は?」
「僕はルアンと一緒に作戦会議をしてました。メイシュ…報告いいでしょうか?」
「いいよ。ルアンとラソはここに集めてくれた人数の集計とガスマスクの手配…その他もろもろしてくれたわ。その報告お願い」
「はい。まず現在の人数は658人。彼らの取調べ等を行いました。犯罪歴や何やら…とその中で答えない者いたもので少しした拷問も施しました」
「拷問って…メイシュちゃんやるねぇ〜」
「ここまでしないと答えない奴もいたからね」
「答えさせる必要は…」
「これは俺からの提案だったのでルアンが直々に説明させて頂きます。犯罪歴の確認については殺人をしているならばこれからの作戦にも多く出動出来ます」
「なるほど…」
「どういうこと?ヴェルデ?」
「つまりは、殺す事を躊躇わずに出来るかの確認だ。相手は社会の中心。殺さなければ行けない可能性も無いとも言えないからな」
「理解したわ。遮ってごめんね。続きをどうぞ」
「はい。その為に犯罪歴を語らない者に拷問をかけ吐かせました。ただ、吐かないものもいたので処置を検討中の状態です。そして、薬物の摂取を行っていた者は仕事をした後の報酬としました」
「薬物関係は宮澤組に任せて大丈夫?」
「密売ルートの再確認をしておきます」
「頼んだわ。ロシュ…ヴェルデ」
「はーい」
「了解」
「まあ、こんな所でしょうか。俺からの報告と説明は終わります」
「マスクについては現在、成長の見込みのある者のみ配布をしています。それでないと金銭的問題とマスクが勿体ないですから」