いつもと変わらない友達。

いつもと変わらない学校。

いつもと変わらない天気。

いつもと変わらない私。



―――のはずなのに…、



「なーっちゃん♪」

いつもと変わらないはずの私の日々を邪魔する者が一人。


「げ…大河……」

「やっと見つけた!俺、探してたんだよー」


ニコッと笑い、
イスを引いて私の隣に座る彼の名前は永瀬大河。


見た目遊び人。いや、見た目だけじゃないか…。

くっきり二重が印象的な可愛い系の整った顔で女ウケがいい。





大河と私は3年間違うクラス。

だけど学校では人気者だから顔と名前くらいは知っていた。



なーんにも関わりなしなのに何故か最近私の周りにいる。