「ふーん。」



「岡野くん、あの当時結構モテてたのよ!」



「いや、俺のがモテてた。」



いや…それはそうだよ!
きょーちゃんは学年飛び越えて
人気者だったから。

私はきょーちゃんの自慢を無視して
話を続ける。



「なんか懐かしいなぁ。
岡野くん、今は何してるんだろ?」



「…。」


「今度、クラスの同窓会あるの!
その時に岡野くんに会えるかな!」



「…。」



きょーちゃんは何も言わず、
目的地の駐車場へ入り車を停めた。