これまで、彼女はそれなりに 居たことはある。 自分で言うのは何だが、 人よりモテてきた方だと思う。 しかし今まで付き合ってきた女性で これ程まで大切にしようと思ったのは 葵しかいない…。 大切過ぎて、嫌われるのが怖くて 簡単に手を出せない。 いや、何考えてんだ俺! 俺はそっと葵の髪を撫でる。