恭介side



葵と付き合い始めて約二週間。



なんら進展のない状況に
俺はイライラしていた。



仕事が終わって、今は俺の家で
葵と2人きりで飯を食っている。



葵はTVを食い入るように見ている。

最近売り出し中だと思われる
可愛らしい年下俳優に夢中。




俺はそれを見てまたイライラする。





「葵ってこーゆー奴がタイプなのか?」



「うん!犬っぽくて可愛いじゃん!
私にドンと甘えて〜って感じで!
年下もありだね!!」



葵はニコニコと嬉しそうに話す。