「…もう、私仕事戻るから。」



私はきょーちゃんを押し退け
ドアの方へ向かう。



「資料探しは暇そうにしてる人に
頼んでちょーだい!!」



「え?資料? あれ、嘘だよ。」



きょーちゃんはケロッとした表情をする。



「葵をここに呼ぶための口実。」




「なっ…//」




「ほんと可愛いな。」




「…仕事をいいように使うなっ!!
くそったれ上司っ!//」




私は勢いよく資料室のドアを開け、
飛び出した。