「無理だ。帰れ。バカ女。」


きょーちゃんは、寝ようとする私の
頭を引っ叩く。


「っ…痛い!きょーちゃんには私の気持ち
分かんないんだよ。どーせフラれたことないんでしょ!」



「はぁ?またそれか。聞き飽きた。
お前、顔真っ赤。飲み過ぎだ。
寝るな!とにかく起きろ!!!」



「いいじゃん、一日くらい泊めっ…
あっ!きょーちゃん彼女いるんだった。」


私は身体を起こした。