「佐々木さん、会社では苗字で呼んで下さいって言ってるじゃないですか。」 「この部屋、2人しかいないし。」 「誰か入ってくるかもしれないじゃ…」 私がそう言い終わる前に きょーちゃんは資料室に鍵を掛けた。 「…なっ!//なんで…鍵!!!」 「これでも葵って呼んじゃダメなわけ?」 きょーちゃんは、私を壁際まで追いやる。 私は俯く。