私は嬉し過ぎて ただただ開いた口が塞がらない。 「いらないの?」 「…い、いります!」 私はきょーちゃんから 鍵を受け取った。 「え!えっ…ホントのホントに?」 「あぁ。そのクマお前に似てるだろ?」 きょーちゃんはニヤリと笑う。 「ちょっと…!// それどういう意味よ!」 「食いしん坊で可愛いって意味。」 きょーちゃんは私の頭を ポンポンと撫でる。 私のりんごみたいになった顔が 余計に赤くなる。