「我らは長州藩士なるぞ!日々攘夷に努める我らに酌が出来ぬと申すか!」 ピクッと耳が動く 「長州藩士…?」 長州藩士は僕たち新選組の敵 攘夷を企む不届きな輩 幕府に仇なす敵を僕たちは例え昼時の市中だろうと斬らなければならない …という斬る口実が出来たところで 「行こうか」 「「「はい!!」」」 内心わくわくしている自分がいた 今回が当たりなら近藤さんに褒めてもらえるかもしれない ニヤッと笑って僕たちは橋に向かった