「俺はダチと海来てんの。 お前みたいに一人じゃねーし」 「あたしも一人じゃないもん!」 「ふーん。あっそ。 じゃあ俺はテキトーに女でもナンパすっかな」 「……っ、勝手にすれば!?」 パーカーのポケットに手を突っ込んで、あたしに背を向ける志磨。 ……バカ、自分。 また、素直になれなかった。 「……あたし今一人だから、 一緒に遊ばない?…」 言いたかった言葉を、誰にも聞こえないような小さな声で呟いた。 バカあたし。 せっかく志磨に会えたのに。なにやってんのあたし!!