「あっ」

ふと小西が斜め前に視線を向けていた。
それに続いて俺も向けてみた。
すると普段小西以外の女子とは喋らない優哉が何らか紗綾と何か話していた。

話し終えたのか席を交換していた。
優哉が窓際に紗綾は通路側

何だ。席交換してって言ってただけか。

焦ったー。

そう安心したのは束の間
また何か話しはじめた。

ほんとに優哉が他の女子と話すのはほんとに珍しい。俺等が6人でいるときは小西としか話してないし。
紗綾や山岸と話すことはほぼない。



そんな優哉が…なに顔赤らめてんだよ!