「へぇ~随分と楽しそうね?智也」


「り、凛!?ち、違っ!これは!」



「うるさい!!」


「ご、ごめん。」


「っ他の女にベタベタ触られて」


「わ、悪かったよ、」


山岸の後ろで紗綾と小西はずっと俯いていた


二人が話してるのにも関わらず、
俺や智也優哉の腕をずっと掴んで離さない


すると智也の腕を掴んでいた女は


「ちょっとぉ〜そんなに怒ったらこの男の人可哀想だよ?」


てか。こいつ何言いやがるんだ。
空気よめねーのかよ!


「は?何?あ~そうですか!じゃあ二人で楽しんでれば?」


「え?ちょ!?まって凛!」


「知らなーい!紗綾、萌行こ!」


山岸は二人の腕を掴んで水族館の中へ入っていった。


紗綾はずっと下を向いたまま
俺の方を見なかった。