「紗綾」
少し眠そうな声で私の名前を呼んだ

「ん?恭也?眠いの?」

「あぁ。智也がうるさくて全く寝れなかったし。」


「お話でもしてたの?」

「ちげーよ。イビキがでかくて寝ようにも寝れなかった」

あっ!なんだイビキね!

「そうだったんだ。じゃあ少し寝る?」

「いいのか?」

「いいよ?」

「じゃあ肩かして?」

「え?ちょ」

返事も聞かずにそのまま私の肩に頭を乗せ寝てしまった。

うぅードキドキする。
やっぱりまだ慣れないなー。

「ま、いっか。おやすみ恭也」