「私こそ…星也くんに会えてよかった。星也くんのおかげで…私も変われた…ありがとう…」

これほど思いが詰まった『ありがとう』を言ったのはいつ以来だろう…

「心春…心春に言いたいことがある…」

そう言いながら、私の右手は、星也くんの顔の前まで持っていかれた…