『おい、見ろよ!あのイチゴオレを飲んでない方の女子!めっちゃ可愛くない?』 『確かに!お人形さんみたいだよな!』 「心春、行こ…!」 「うん…」 紗菜ちゃんは、いつもそう言って私の手を引いて遠ざけてくれる。 「心春、顔が暗いよー。大丈夫、私が側にいるから!」 いつも笑顔でそう言ってくれる。 その優しさにいつも甘えてしまう…