目の前にいる安城茉鈴は、口をポカーンとあけてアホ面な顔。





ふっ、面白い奴。





「これが俺の本性だからバラスなよ」





そう言うと安城茉鈴は





「やっぱりあの時笑った顔は嘘だったんだ」





ふーん、見透かしてたのかこいつ。





なんかムカつくんですけど。





「気づいてたんだ?

ま、そういうことだからよろしく。

あと、家事は俺できないから」





それだけ言って俺は自分の部屋に向かった。





このマンション、3LDK。





一つは俺の部屋で、もう一つはあいつの部屋。





じゃあ、もう一つは?