首元にレースのついた服をきて、白いパーカーを羽織る。 ショートパンツをはいてから、マンションの鍵だけ握り家をでた。 フロントには若いお兄さんが事務仕事をしていて、にこやかに微笑みお辞儀をしてくれたので、私も軽く会釈をして通り過ぎた。 日が長くなってきた空も、この時間では流石に沈んでいた。 少しだけ暑いけど、人通りのある街だから家にいるよりも気が紛れる。 すれ違う人達を眺めながら光の集まる繁華街に入っていった。