「ごちゃごちゃうるせーなー。黙んないとこのまま下にどーんって落とすぞー?」
「そ、それはダメ!」
そんなことされたら痛いし!!
「んじゃおとなしくしてろよー?」
「うぅ…バカ…!」
こうして朔に抱っこされてコートを抜け出した
けど他の生徒たちからの注目がすごくて
恥ずかしすぎて抱っこされてるときは朔の胸に顔を埋めて運んでもらった
校舎内に入って保健室に向かう廊下の途中
「なぁ、瀬崎。」
「な、なに。」
「お前いつまで顔埋めてんだよ?」
「は、恥ずかしいからだよバカ!」
人前でお姫様抱っこされてるこっちの身にもなってみろ!
「もう誰もいねーから平気だって。」
「うぅ…無理。保健室につくまでずっとこうしてる!」
ギュッと朔のシャツを離れないように掴んだ

