「……いいじゃん見せつけとけば。」


「うぅ…恥ずかしいよ…」


なんで日向くんはそんな平気な顔して歩けちゃうの!?



「……堂々としてなよ。雫は僕の彼女なんだからさ。」

「っ!!」


彼女…えへへ彼女かぁ…


はっ!!しまった、また頬の筋肉が緩んで変な顔してるんじゃ



「……その顔は変。」


やっぱり……


「自覚してますよぉだ…!」


こうして学校まで日向くんと手を繋いで登校してまいりました



「日向くんって意外だね。」


「……なにが?」



「手繋ぐとか目立つからそーいうの苦手かと思ってたから。」


実際カレカノっぽいことしてみたいとか言ってみたけど日向くんのことだから断るだろーって思ってたし



「……うん、苦手。」

「えぇ、そうなの!?」


じゃあなんでここまで手繋いでくれたんだ!?