「ってかさ、雫もそんな男誘うよーな格好してるのが悪い。」

「へ…?」


わたしの着てるスウェットを指差しながらそう言った


「……それ、狙ってる?」


「ち、違うもん…っ!こ、これ日向くんの服が大きいからだもん!」


「……そーゆーの男が大好きな格好って知ってる?」


「それ日向くん限定なんじゃ…」



「……少なくとも僕が襲いたくなるのは雫限定だけどね。」


「っ…!」



こ、この人は…!!

言ってること変態だけど不覚にもそんな変態さんにときめいてるわたしはかなり重症です…



「……ちょーどベッドの上だし。」


「ちょ、ちょっと日向くん…?」


あれ…なんか瞳が本気に見えるのは気のせいでしょーか?


「……こんな風に僕を誘惑してくる悪い子になったんだね雫は。」


「ま、待って!誘惑とかそんなのしてな……」



スーッと脚に日向くんの少し冷たい手が触れた


「……こんな脚出してほんと悪い子だね。」