やっと日向くんと想いが通じあって数時間


「……ねぇ、雫。」


「な、なぁに?」


「なんでそんなあからさまに距離とってんの?」


「そ、そんな離れてない…よ!」



ただいま瀬崎雫
人生で最大のハッピーな出来事に
プチパニックを起こして部屋の端っこに避難しております



「……そんな離れてたらギュッできない。」


「っ!?」



「……だからこっちおいで。」


甘い…甘いよ日向くん…


さっきより…ってか前より甘さが増してるよ?


「む、無理なの…っ!」


「……どーして?」


「ど、どーしても!!」


いま日向くんの近くにいったら
わたし確実にキャパオーバーで倒れちゃうよぉ…