日向くんを本気にさせるには。




ギュッて後ろから抱きしめられた感触


「な、なんで突然抱きしめられてるのかな…?」


「……雫が足りなくて僕が死にそーだから。」


この温もりがわたしは一番好き…
誰よりも…やっぱり日向くんが一番なんだ


「わたしいなくても生きてるじゃん…。」


「……死にかけてたとこに雫が不法侵入してきた。」


「言い方どうにかしてください。」



「……って、そんなことが言いたいんじゃないんだけど。」


「じゃ、じゃあ何をお話しに?」


ドキドキする…日向くんが何を話すのか…


もし、自分が望んでる結果じゃなかったら…なんて考えるだけで



少しだけ…怖い…