日向くんを本気にさせるには。




「……いいから、脱いで。」


「は…えっ、ちょ無理無理!!」


ちょっと日向くん久しぶりの再会なのにこんなのあり!?



「……早く脱がないと風邪引く。」


「……へ?」


か、風邪…?あっ、なんだ日向くんびしょ濡れのわたしを心配してくれて


そんなこと言ってたわけ…ね


いや、だったらそんな紛らわしい言い方するなだし!



「……その様子だと別のこと期待してた?」


「なっ!そ、そんなわけないでしょ!」


「……嘘は良くないね雫ちゃん。」


「ぬぅぅ…」


やっぱり日向くんには敵わない…


「…ほんとわかりやすいね。まあ、今は雫の身体のほーが大事だから見逃してあげる。」


そう言いながらベッドから出て
クローゼットを開けて


「……これ、着替え。いったんシャワー浴びておいで。」