日向くんを本気にさせるには。




「…さて、そろそろ帰ろっか。」


日向くんが外を見ながらそう言った


「あっ、うん。」


はぁ…もう日向くんとお別れかぁ…
ほんとはもっとこのままふたりでいたいなんて


思うけど無理だしなぁ



「…あからさまに落ち込みすぎ。」


「へ?」


あ、あれ?わたしそんな落ち込んだ顔してた?



「…寂しそーな顔してた。」


「っ…!」



そうだよ、寂しいよ。
また明日も会えるってわかってる


けど好きな人とだったらどれだけ一緒にいても足りない



「雫はほんと顔に出やすいね。」


「単純なもので…。」


この単純な脳みそで出来上がってるわたしをどーにかしてください



「…まあ、そういうとこ僕はけっこー好きだけど。」


「っ…!」


あ…今のは不意打ちってやつだ