「う、嬉しすぎるよ日向くん。」
「…そんなに?」
これ飲まないで一生の宝物にでもしておこーかな
「うんっ、日向くんからもらったものだもん。すっごく嬉しいよ?」
「そんな安いイチゴミルクなのに?」
「値段なんて関係ないもん!日向くんがくれたってことに意味があるんだもん。」
日向くんからだったら何もらっても嬉しいんだよ?
「…ほんと素直すぎ。」
だって素直に言わないと日向くんに伝わらないじゃん
だったら日向くんの前では素直に思ったことを口にするしかないって
ずっと日向くんには素直な気持ちしか伝えない
いつか…そのわたしの気持ちに応えてくれるんじゃないかって
………そんな微かな願いも込めて

