一之瀬さんちの家政婦君


その痛みも、求められる激しさも、彼が抱く切ない心も全部全部受け止めたい。

そして、飛鳥も負けないくらい彼の事を愛している。

彼の気持ちの一つ一つに応えていくように唇を合わせた。

「飛鳥……愛してる」

和真が口にしたたった一言で、飛鳥は涙が止まらなくなった。

二人は幼い頃にかけがえのない人を失った。

だからこそ、出会うべくして出会い、惹かれ合わずにはいられなかった。

「好きです……。一之瀬さんが好き……」

飛鳥はただただ自分の想いを素直に告げる。

溢れる涙を手の甲で乱暴に拭う。

二人は互いの気持ちと温もりを確かめ合うように抱き合った。

そして、何度目かになる口付けを交わす。


夜が明けるまで何度も何度も――…