カズハが教室を出て行った。

窓から校庭を見下ろして、カズハが出てくるのを

待っていた。


しばらくして、校庭を歩くカズハが見えた。

私は音楽室の窓から

カズハに手を振った。

カズハも、手を振り返してきた。


カズハが見えなくなって

気づいたら



涙が流れていた。