布団を胸元までかけると 「う・・ん・・」 と、声を漏らした。 『紫流、大丈夫?』 「すみ・・れ・・?」 アイツは目を閉じたまま 私の名前を呼んだ。 『いるよ、ここに。 苦しくない? どこか、イタイところ、ない?』