こんなに考えてくれるなんて…


やっぱり私はいい親友に恵まれてる。



「美優ぅ。ありがとう〜〜」



そう言ってまた抱きつくと、美優は「もー。よしよし」と言って頭を撫でてくれた



しばらくそうしていると、美優の携帯がなった



「芽依、ちょっとごめんね?」



そう言って、美優は電話に出た


私の顔を伺いながら話してる


「ん?今から?うーん……

薫くんは??


…………ふーん。わかった」



電話越しに真哉くんの声が聞こえる。


呼び出しなんだろうなぁ〜♡
きっと、デートだけじゃ足りなかったんだね



電話を切った美優が私を心配そうに見て


「あのバカが部屋に来て欲しいんだって言ってるけど………」