お前の隣は俺だから。





私が驚いて固まっていると、





「………どうかな?」





なんて不安そうな大翔の声が聞こえた



「めっちゃめっちゃ嬉しいよ!!?

だけど……こんなもの、貰っていいの?

高かったんじゃない……?」



「芽依のためだから。


貯めてたお年玉とかね?まぁ、ちょっと頑張ってみたけど…


それでよかったかな??


その、なんてゆうか、この前、欲しそうに見てたけどさ、

店員さんに聞いたらさ、ショーウィンドウに飾ってあったやつ、もう変わってたみたいで。

それに、その時期に飾ってたもの、何個かあったから、これであってたかなって思って……」




「……わざわざ、聞いてくれたの?」



「まぁ、あの時、欲しそうにしてたから。


その時から決めてたんだよ。
絶対これにしよう!って」



そう言って笑う大翔が愛しすぎて私は思いっきり抱きついた



「ありがとう……。

こんな素敵なプレゼント。
絶対大事にするね!!!!!」



そう言うと、大翔は箱からネックレスを出して、私の首にかけてくれた



「うん。やっぱ、思った通りめっちゃ似合う」



そう言いながら笑う大翔は、かっこよすぎて…



「もう……大好き………。」


そう言いながら私は涙を流した



するとまた優しく大翔は抱きしめてくれた



幸せだ。こんな誕生日…
夢よりも幸せ……ありがとう。大翔。