このまま家に戻るような気持ちにもなれなくてこの前、如月くんに連れてきてもらった丘に1人で来た。
はぁ〜〜。
なにやってんだろ。私…。
結局薫に振り回されてる。
だけど、それだけ好きだったんだよね…
私が1人で泣いていると、突然電話が鳴った
薫が謝りの電話でもしてくれたんじゃないかって真っ先に思った私は本物のバカだ。
私のディスプレイは
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CALLING…
如月 大翔
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そう表示されていた
「……もしもし…」
私がそう出ると、
「もしもし?大翔だけど……
芽依ちゃん??」
そう言われたけど、話せば泣いてるのがバレてしまいそうでなにも答えられなかった。


