え、え、え、
このままだと、薫が部室にきて2人きりじゃん。
修学旅行から、1週間。
あの、キスから、どうしても、何を話せばいいのか分からなくて、私はずっと薫を避け続けていた
えぇ〜〜ちょっと……ほんと、何話そう。
そんなこんな慌てていると、薫が部室に帰ってきた
「あれ?お前、まだいたの?」
………え?めっちゃ普通の薫だ。
「え、あ、あ、うん?…」
「なんだその、たどたどしい返事。」
「いや、だって……」
あの時のキスを思い出すと、なんとなく気恥ずかしくて顔が赤くなりそうだった。
いやいやいや、おかしいでしょ。
掃除に没頭。掃除に没頭。掃除に没頭。


