そんな私に薫は余裕をなくしたみたいに私をベットに背を向けるように回転させた



やばい…頭が真っ白。



何も考えられなくなった頃、私の口の中に温かいものが入ってきた



「……ん…」



その温かいものは私の舌を絡めとって離さない



ダメだ…もう限界。


そう思った瞬間に後ろのベットに押し倒された




そして、そのまま両手を頭の横に押さえつけられて私の首筋に薫のくちびるが触れた…



首にチクっとした痛みを感じて私は一気に頭が回転し始めた



『あいつはただの幼なじみだから…』



その言葉が思い起こされた瞬間、薫の手を振りほどいて後ろに突き飛ばしていた



「……最低っ!!!」



そう泣き叫んぶと、薫はすごく傷ついた顔をして


「ごめん…」



と、それだけ呟いて部屋を出た。