夕方、閉館になって、私達は図書館近くにある公園を散歩がてら歩いた。
「怖くて聞けないや」
松原くんは呟いた。
「あいつら、何だか危ういけど、時々羨ましくなるよ」
松原くんは切なそうに笑う。
私も苦笑いをして頷いた。
「ある意味、純愛よね」
本当に羨ましい。
あの二人が感じるドキドキを、どこに忘れてきたんだろう。
「…でも、一度聞いてみようか?」
近くの公衆電話で私は真由に電話してみる。
最初は真由のお母さんが出て、すぐに真由と代わって。
気が引けたけど。
聞いてみると。
『ありがとう、かれん』
真由の照れた声が全てを物語っていて。
電話を切ってから私は松原くんに。
抱き着いていた。
「怖くて聞けないや」
松原くんは呟いた。
「あいつら、何だか危ういけど、時々羨ましくなるよ」
松原くんは切なそうに笑う。
私も苦笑いをして頷いた。
「ある意味、純愛よね」
本当に羨ましい。
あの二人が感じるドキドキを、どこに忘れてきたんだろう。
「…でも、一度聞いてみようか?」
近くの公衆電話で私は真由に電話してみる。
最初は真由のお母さんが出て、すぐに真由と代わって。
気が引けたけど。
聞いてみると。
『ありがとう、かれん』
真由の照れた声が全てを物語っていて。
電話を切ってから私は松原くんに。
抱き着いていた。


